イスラム教では、
妻を4人まで持つことが許されているというのは、
よく聞く話。
マホメットの時代、戦争で男の数が減ったため、
そんな決まりができたのだといわれている。
では、現在のイスラム圏の人々はどうなのだろう。
一夫多妻の夫婦はたくさんいるのだろうか?
たとえばイランでは、じっは、一夫多妻の夫婦はごくまれ。
それも、妻はふつう二人までだし、
最初の妻に子供が生まれなかったため、
妻の同意の上で、第二夫人をめとるケースが多いという。
それに、二人の妻をもつ男は、
同性にうらやましがられたりしない。
「二人妻の男は一瞬も安楽に暮らせない」
「二人妻の男の居場所はモスク(家にはいられない)」
などというコトワザがあるそうで、
両手に花というより、
二人の妻のあいだにはさまれての気苦労のほうが多いようだ。
一夫多妻が一般的でないのは、
イランだけのことではない。サウジアラビアでも、
二人以上の妻をもつ人は五パーセントもいないという。
結納金が高く、
イスラム法ではすべての妻は平等でなければならず、
もめごとが起こりそうなので、
二人以上の妻をもちたがる男性はごく少数派らしい。