
三重県・岐阜県との県境に近い尾張平野。
木曽川に長良川、揖斐川の三つの川が伊勢湾に注ぎ込む河口付近で、
何本もの支流や潅漑用水路が巡る水郷の里です。
この地域、秋に水田の水を抜く際に排水口に竹で編んだ籠状の仕掛けを設置し、魚を捕ったりしていました。
フナやコイ、ドジョウにハエと色々採れ、これらは農民たちの貴重な蛋白源となったそうです。
体長20センチほどのフナ3匹の腹ワタを取り出して大きな鍋に入れます。
そこへ番茶を煮出したもの、大豆を1カップ、一晩水に浸したものを加えて煮ます。
途中で差し水をし、常に煮汁に浸っている状態を保ちつつ4時間。
黄ザラメ200gに赤味噌300gを加え、濃いめの味噌汁くらいの濃度からドロリなるまで煮詰めます。
更に2時間、長時間煮ても形が崩れないようにフナのウロコは取りません。